大学院・ポスドク

(日本語版、文責:加藤岳生、2011/4/24更新)

大学院進学(博士・修士)を考えている方へ

加藤研究室の大学院生は、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻に所属しています。 入試等の詳細は、[専攻のホームページ]をご覧下さい。本専攻では、様々な学部教育・大学院教育を受けた学生を受け入れており、東京大学以外の大学からの受け入れにも積極的に対応しています。興味のある学生は、一度加藤研究室を訪れてみることをお勧めします。まずはメールkato_at_issp.u-tokyo.ac.jp(_at_→@)にてご相談下さい。

ポスドクに興味をもたれている方へ

加藤研究室では、学術振興会の特別研究員をはじめ様々なポスドクを受け入れることができます。 興味のある方はまずメールkato_at_issp.u-tokyo.ac.jp(_at_→@)でご相談下さい。

教育・研究の方針について

はじめに

このページでは、加藤研究室に在籍する大学院生への教育方針について簡単にまとめます。学生の個性はさまざまですので、学生に合わせて教育方針をアレンジするとは思いますが、おおむね下記にまとめたような方針で教育を行っていきます。

研究テーマの選択について

加藤研究室では、量子ドットや量子細線といったメゾスコピック系の輸送特性を主な研究テーマとしています。しかし加藤個人の興味のスペクトルは広く、伝統的な固体物理(有機導体や遷移金属酸化物など)からガラスや統計力学基礎といった分野まで注目しており、これまでもいくつかの研究を行ってきました。よって当研究室ではメゾスコピック系に限らずかなり広い分野の研究ができると思います。

しかし加藤研究室のスタッフがあまりなじみのないテーマですと、提供できる知識の質・量が異なってきます。このような研究上の専門知識は、研究のスピードを大きく左右します。一人ですべてやっていく自信があればよいですが、そうでなければ始めは私のよく知っている分野(研究内容のページを参照)からそれほど離れない範囲でテーマを選ぶのがよいと思います。はじめに与えられた研究テーマを無事論文にまとめ上げれば、ある程度研究についての知識がついてきますので、以降は学生の意志を徐々に尊重していきたいと思います。

修士課程

なるべく早く研究テーマを設定するようにします。大学院は研究をするところであって、勉強するところではない、ということを早めに理解していただくために、こうしています。むろん、はじめのうちはいろいろなことを勉強しなくてはいけませんが、先に研究テーマを設定していたほうが「これを知る必要があるから勉強する」という形になり、勉強したことが身につきやすくなります。

とはいえ、はやり基礎的な知識は必要なので、修士一年の夏学期には輪講を週に一回のペースで行っています。その後も自主的に勉強会などを行うことを推奨します。

修士課程で卒業して就職する場合には、就職活動期間が相当取られることを頭においてください。その場合には、なるべく早め早めに研究を進めておかないと、間に合わなくなります。

博士課程

基本的に修士課程と同じですが、ここまでくるとある限定された分野では私より知識量が多くあってほしいです。博士課程の終わり頃には「指導教官を指導する」ことができてほしいと希望しています。

とにかく毎日研究します。毎日研究だけを考えていられる、ある意味幸せな期間です。研究をエンジョイしてください。博士課程後にどのような進路を取るにしろ、ここで十分な研究を行っておくことは重要です。論文もなるべく出すようにしましょう。

数値計算

修士・博士課程のどこかで必ず一度数値計算を経験してもらいます。今日、数値計算は研究上不可欠なツールになっているからです。一度数値計算やった上で、それでもやっぱり解析計算をやる、ということなら止めませんし、それで結果がでるのなら応援します。(私個人としても、解析的な計算で物理がわかるに越したことはないと思っています。)