ここに書いてあることを真に受けないでください。
日本の第一原理計算の大御所研究者たちがハマっていたもの。某計算ソフトのコード公開が遅れたのは、変数名にアイドル名を多用していて直すのに時間がかかったから、という噂がある。
量子通信の分野で通信方法などを説明する際に想定上の当事者として登場するキャラクター。アリス(Alice) 、ボブ(Bob)、チャーリー(Charlie)、デイヴ(Dave)、エレン(Ellen)と続く。長らく日本語に対応する用語がなかったが、ごく最近になって「一花」「二乃」「三玖」「四葉」「五月」が提案された。
???『ただの物理学者には興味ありません。この中にディラック、アインシュタイン、ファインマン、フォン・ノイマンの生まれ変わりがいたら、あたしのところに来なさい。以上。』
おまけ:これをXでツイートしたら「実験家が入っていないのはおかしい」というコメントをいただいた。とびきりの変人をピックアップしているんですが・・・
エントロピーは時間とともに常に増大する。例えばOSKW先生の部屋は行くたびに毎回必ず増えている(すごい)。ただし、オヤジギャクは外部からのエネルギー供給なしで部屋の温度を下げることができるので、エントロピー増大則を破る。
物理ででてくる最大級の整数は、エディントン数(観測可能な宇宙に存在する陽子の総数として推定された値)の10^80であろう。数学にいくと、これが可愛く思えるほど途方もなく巨大な整数がでてくる。
グーゴル「アボガドロ数がやられたようだな・・・」
スキューズ数 「フフフ・・・やつは四天王の中でも最小」
グラハム数「人間ごときの単位系に組み込まれるなんて、巨大数の面汚しよ」
α、β、γなどのローマ字だけで文字が足りなくなるときに用いる文字。私はかねてより、ギリシャ文字の書き方を理系の大学一年生の必修にすべきであると主張している。数学に行くと、さらに花文字やら筆記体やらがでてきて、もうなにがなにやら。そもそもローマ字やギリシャ文字の個数が少ないのが問題の根源である。ひらがなやカタカナ、漢字くらい使わせてほしいところである。
「ξがうまくかけるようになったら一人前の物理学者だって、マックで女子高生が話してた。」
現実にはありえないもの。さまざまな言い換えが存在する。
一般人「その彼女、空想の産物じゃない?」
理系の高校生「その彼女、虚軸上にいない?」
物理学者「その彼女、光円錐の外側にいない?」
天文学者「その彼女、シュバルツシルト半径の内側にいない?」
数学者「その彼女、空集合じゃない?」
「口だけが達者な物理学者ばかり、よくそろえたものですな。全くお笑いだ。アインシュタインがいたら、奴も笑うでしょうな」
場に接続の概念を導入したものをゲージ理論という。ゲジゲジの足に接続の概念を導入すると、ゲジゲジゲージ理論になる。
研究者はしばしば教え子の結婚式に呼ばれるものだが、研究者がスピーチをするとたまに爆発物が仕込まれるので注意が必要である。大昔、とある有名物理学者が「クーパー対のように末永くお幸せに」とスピーチしたのだが、別の物理学者がぼそっと「クーパー対って、相手をとっかえひっかえするよね」と呟いていた。また別の物理学者は、豪華客船で行われた結婚式で「このようなまるでタイタニックのような素晴らしい豪華客船にお招きいただき・・・」とスピーチを始めた。
雑用は勝手に増え、決して減らない
博士取得、助教ゲット、結婚を同じ年に成し遂げた者に送られる称号。
物性実験の結果がグループによって違ったときにその原因を押し付けられる対象。奇跡のサンプルで論文が量産されることも。
「見せて貰おうか。○○研のサンプルの物性とやらを!」→「ええぃ!○○研のサンプルは化け物か!」
摩擦力に対して行った仕事は熱に変換される。ジュールの偉大な発見。
教師「手をこすり合わせ続けると、摩擦力によって何が生じるでしょうか?」
生徒「垢が生じます」
論文の最後に付け加える感謝の言葉。大昔、論文の共著者を謝辞にも書こうとしたツワモノがいる(未遂に終わったが)。博士論文や修士論文の謝辞には、家族への感謝を述べることも多いが、恋人への謝辞はその後別れても論文に残るので覚悟が必要。
量子力学を盲信する信者のこと。
「量子力学に疑問を抱くんじゃない。ただ、シュレーディンガー方程式を信じるだ。裏切るんじゃないぞ。」
よくネタにされる大御所研究者が発するとされる質問の文句。「初歩的な質問で恐縮ですが」「よくわかってないのでお聞きするのですが」などもよく見られる。
指導教員「物理学会には銀の鯰尾の兜の武者がいる。そのものに負けないように頑張るのだぞ」
学生「はい!」
(しばらく後)
学生「これで発表を終わります」
兜をかぶった指導教員「素人質問で恐縮ですが・・・」
物理学者の永遠のライバルであり、物理学者と互いにツンデレの関係にある。文句を言い合っているのは、互いに気になってしまうからであり、愛情の裏返しである。しばしば正反対の言動をする。
物理学者「もっと具体的に話してください」
数学者「もっと抽象的に話してください」
「この中に一人、数学者がおる。おまえやろ。」
「最低でも一人なのか、ただ一人なのか、定義をはっきりさせてくれ。」
「おまえやー。」
論文を書く上で避けて通れない要素。しばしば間違っていることを認識するようになったら一人前の研究者である。
マリー・アントワネット「先行研究がなければ、自分で計算すればいいじゃない。」
密度汎関数法を経典とする宗教団体。私が学生の時には、第一原理計算をしている先輩方はみんな椅子の上で坐禅しながらプログラミングしていた(実話)。
授業中の一服の清涼剤。地球温暖化防止にも貢献する。授業の内容をすべて忘れてしまっても、秀逸なダジャレはずっと覚えているものである。アインシュタインも言っている。「学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ」と。
特定の分野の研究者に適用されるニックネーム
ドジッター宇宙論を使う研究者=ドジっ子
マヨラナ粒子の研究者=マヨラー
衝撃波の研究者=ショッカー
確率モデルに対するあてはめの良さを検定するための手法。
班長がもっているサイコロを60回振ったときに、それぞれの目がでる回数が以下のようになった。このサイコロは正しいサイコロか?
1: 0回
2: 0回
3: 0回
4:21回
5:17回
6:22回
粒子と反粒子の入れ替えを行う変換。必ず電荷の符号が反転する。例えば、電子と陽電子が入れ替わり、陽キャと陰キャが入れ替わる。
大学院生の活動時間がどんどん夜にシフトしていくこと。昔、夕方に研究室に来て早朝に帰宅する学生がいたのだが、一緒にフランスに海外出張したら時差知らずであった。そのため、しばらくの間European-Time男と呼ばれていた。
論理学において2つの概念が対立の関係にあること。下手な例を出すと、揚げ足をとられる。
「コインに表と裏があるように、世の中の物事には全て表と裏があるのです」
「メビウスの輪は?」
「この世に物質と反物質があるように、世の中の物事には全て対となる反対の物事があるのです」
「マヨラナ粒子は?」
Nature系の科学雑誌の一つ。研究成果やプレスリリースで見かけると、出版にかかった税金に思いを馳せてしまう。
猫の画像や動画を利用した動画のこと。誰か発表で使ってほしい。
結果「ハッピー ハッピー ハッッピーー」
考察「ハァ?・・・・ハァ?・・・・」
理系の大学一年生を苦悩のどん底に落とし込む最初の難関。
熱力学第1法則「熱と仕事、どっちが大事なの!?」
熱力学第2法則「情熱だけで仕事をすることはできない」
研究者ができれば経験したくない危機的状況。
寝耳に「お前が書こうとしてる論文と同じ内容の論文がarXivにでてたぞ」
寝耳に「お前が説明したといってた実験。あれ、間違ってたみたいだぞ。」
寝耳に「お前の代表作の論文。何回やっても結果が再現できないんだけど。」
観測によって量子力学的な重ね合わせが壊されて、観測値が確定した状態に遷移すること。
量子マナー講座:人に体重を聞いてはいけません。相手が答えた瞬間に体重が確定してしまいます。相手の体重は量子的にゆらいだままにしておくのが、礼儀です。気をつけましょう。
古のプログラミング言語。1980年代のコンピュータはメモリが貧弱なため、コメントなし変数名1文字(多くて2文字)のスパゲッティプログラムとなり、その時期のコードはとても読めない。
おおブレネリ あなたの言語はなに
私の言語は Fortranよ
数値計算が得意なのよ
ヤッーホー Fortran-ran-ran
ヤッホ Fortran-ran-ran
ヤッホ Fortran-ran-ran ヤッホッホー
日本全国の物理学者が一同に集結する祭典。地方都市で開催されようものなら、街中に年齢不詳の怪しい集団が出没し、すべての居酒屋が物理学者で埋め尽くされる。といってもたかだか五千人くらいなので、嵐のコンサートに比べればかわいいものである。かつては片手に黄色い冊子を握りしめていたら、すぐに同業者とわかったのだが、最近はなくなってしまった。それでもぜんぜん知らない人であっても、街角で歩いているだけで同業者だと察知してしまうのは誠に不思議である。
量子力学ででてくる便利な表記法。ブラケット計算に慣れてきたら量子力学の理解はだいぶ進んだことになる。初学者の一つの目標地点。
「・・・ということで量子力学ではケットベクトルとブラベクトルがでてきます。これがわからない人は、今日は手ブラで帰ることになります。」
幾何学的位相とも呼ばれる。この用語を論文のタイトルにつけると受理される確率が上がると言われている。スピンのベリー位相が有名で、空間の360度回転で(基底をうまくとると)波動関数の位相が逆転する。
ボケ「人生観が360度変わりました」
ツッコミ「それもとに戻ってるやないか」
物理学者「スピンはどうなるんだ、スピンは」
マクドナルドで利用する多項式
「新しいハンバーグ屋ができてるな。興奮してきたなぁ。」
『いらっしゃいませ。ご注文何になさいますか?』
「バーガーズ方程式セット」
『バーガーズ方程式千個』
「俺は業者か」
『ではご一緒にアイレンバーガー方程式はいかがでしょうか?』
「太るわ」
『それでは厨房を振り返りまーす』
「注文を繰り返せよ」
マヨネーズのなかに存在し、マヨネーズのコク・まろやかさ・酸味のもつれ状態を引き出す重要な粒子。将来、料理コンピュータに利用されるかもしれない。
モナコの中心市街地で、モンテカルロ法使いの聖地。
物理で頻繁に破られるのは「対称性」「ベル不等式」「締切」である。たまに自発的に靴下も破れる(自発的靴下の破れ)。
ある関数の複素平面上の特異点を極(ポール)といい、その関数の複素積分を計算するときに重要な役割を果たす。
「F1レーサーと掛けまして、留数積分と解きます」
「その心は」
「ポールポジションが重要です。」
量子力学をやりすぎて、脳の状態が量子力学的にゆらいでしまっている症状。古典力学をやると治る。
人生を切り開く系の教科書が爆売れしている。本当に勘弁してほしい。なお、この手の本では「体から波動がでている」と主張しているが、これは赤外線だと思うと間違っていない。
下付き添字の下付き添字が見えなくなったとき
老眼が入り始めた理論物理学者「ハッハッ、見ろ!添字がゴミのようだ!!ハッハッハッハッ!!」
ボスの仕事。昔、ボスがちゃんと論文チェックしてるかどうか確かめるために、原稿の共著者欄にあるボスの名前だけフォントを小さくしてみたツワモノがいる。論文チェックチェックである。