最後の講義でのアンケート結果

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統計物理学の今期最後の授業で、アンケートをとりました。回答数は、履修者75名(内訳不明、応用物理学科+電気工学学科+情報工学学科)のうち、62名(およそ8割)です。

アンケートを適当につくってしまったため、以下で記述するように、授業に対する学生の評価がわかりにくくなってしまいました。反省しています。来年は改善したいです。

1.

(1)出席回数(全講義数は12回です)

6回以下 7回 8回 9回 10回 11回 12回
1 1 1 3 5 20 31 62

(評)去年よりわずかに出席率がよくなりました。教室が広くなったのも、理由の一つかもしれません。ともかく、ちゃんと出席してくれて、どうもありがとう。

(2)授業の進度はどうだったか?

速い やや速い  適度 やや遅い 遅い
2 10 46 4 0 62

(評)やや遅い、という評価が若干あったが、これは統計力学演習との整合性のことをいっているかもしれない。というのも、授業の進度より、演習の進度が速かったからだ。だが、おおむね適度な授業進度だったように思う。実は去年にくらべ、意図的に授業スピードを落としており、適度と答える人が去年に比べ、多くなっている。今年は、全体の学力の底上げはできたのではないかと考えている。代わりに扱った内容は、しぼられているけれども。

(3)授業の難易度はどうだったか?

難しい やや難しい 適度   やや易しい 易しい
2 16 42 2 0 62

(評)これも授業進度のアンケート結果と連動し、去年にくらべ、適度が圧倒的に増加した。学生の目線に合わせた授業ができたのではないかと考える。ただし、もう少し背伸びをして、統計力学がうまくできていることを、もうちょっと劇的に示したい、という欲求は持っている。来年は、このあたりを変えたい。「ちょっと難しかったけど、とてもよかった」という授業を、次に目指したいと思っている。

(4)授業の満足度は?

満足  やや満足   適度  やや不満  不満
21 20 18 3 0 62

(評)まず、問が去年とちがっている。去年は、「大いに満足」「満足」「普通」「やや不満」「不満」であった。今回は、大いに満足にあたるところがないので、比較が難しい。さらに、「適度」の意味があいまいで、これが満足とどうちがうのか、という日本語選択のまずさがあった。それでも去年と比較すると、まず「やや不満」がでてきたのが大きい。原因は不明だが、「演習との連携をもっと綿密に」と感想があったものもあり、演習との進度調整の不備が効いているのかもしれない。この点は、もうちょっとアンケートで明らかにするように質問を設定すればよかったと思っている。その他では、おおむね去年と代わらない。
しかし、なんとなくではあるが、「わかりやすい授業」に徹しすぎて、あたりさわりのない授業になっていたのかもしれない。もうすこしごつごつした、学問らしい授業ができたのかもしれないと、思っている。

2.授業の感想・意見があったら、自由に書いてください。(赤い字は評です。)

(評) おおむね好評のように見える。特に、「わかりやすくて、よかった」という感想が目立つ。実際、授業進度は去年よりおそく、授業内容もしぼっている。「わかるので、おもしろい」というのは、大切なことだし、今まで大学の先生がなかなか実現できてこなかったことだと思うので、以上のアンケート結果には、僕自身は一定の評価をしている。

けれども、「わかりやすいから、おもしろい」からさらに一歩でて、「難しいけど、がんばってこなしたら、全く新しい世界が見えてきた」というところへ向かう必要性を強く強く感じている。そのためにも、統計力学そのものへの、僕自身の深い理解が必要とされていると、思う。次年度は、正念場である。


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