レポートNo.2に寄せられた疑問・感想
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赤い部分は、講義者(加藤)によるコメントです。
- エントロピーを熱力学とは別のアプローチから考えて、ずいぶん理解できたと思います。一つの側面からではわからないことが面白いです。
物理ではいろいろなものの見方ができるのが、面白いですよね.
- 熱力学よりはわかりやすい気がする。だがなんだかだまされているようで理解がうわっすべりの危険性もある。
- ホワイトボードのペンがうすくて見えにくい。毎回はいやだが定期的にレポートを課すのはよいと思う。(2〜3週に一回)
ホワイトボードのペンは新しいの使ってみやすく努力しているのですが、、、見えにくいときは前のほうに来てもらうしかないですね、現状では。(私は黒板のほうがいいのですが。)レポートはこれからも2週に一回のペースでだそうと思います。自分で手を動かしたり復習しないと身につかないですから。
- 基礎教育科目で習った統計や熱力学(エントロピー)の意味がやっとわかってきた気がします。
- レポートNo.2の1,2は3つとも似た値になっているが、何か関係があるのか?
授業で説明しましたね。
- 粒子の密度が高いほうから低いほうへ粒子が流れるという当然だと思うことが、式の証明に使うにはあいまいなことなのだと知らされた。
一見当たり前の仮定もそれほど当たり前じゃないんですよね。
- 聞いていて解りやすく楽しいです。
- 温度はあまりに身近なものであったから真剣に「何か?」とは考えたことがなかった。これからの勉強できっちりと物理学的に理解していきたい。
- エントロピー増大則程耳障りの悪い法則はありませんでしたが、ボルツマンの式から初等数学でも証明できたことに驚きました。また温度がエントロピーから定義できることの意味も今回はじめて知り、やっとエントロピーという存在の外観が見えてきた気がします。以後もエントロピーを理解できる様に努力していきたいと思います。
エントロピーがなんとなくでも分かりだしたらしめたものです。これからもがんばって下さい。
- 余談が興味深かった。
- 身近によく聞く温度がわかりにくいエントロピーを用いて定義されているのが、面白いと思いました。
- この大学に入って今までで一番面白い授業だと思いました。(これマジでそう思ってますが。)そして今までで一番つっこみ甲斐のある先生だとも感じました。(なんでこの前髪切ってたんでしょ?何かあったんでしょか?とかどうしてそんなにさわやかなんですか?とかボールペン返して!!とか)ハミルトニアンHの書き方が予備校の先生らしく感じました。(予備校の講師がどんなものかは詳しくしりませんが。余談。)オーランドブルームはロードオブザリングのエルフのナイスガイの俳優です。
誉められてるんでしょうか、笑。髪の毛は適当に頼んだら思いっきり短くなってしまっただけですし、ボールペンはちゃんと返したし、さわやかなのは顔がそういう顔だからです。うーむ。予備校の講師は経験したことがあるので、授業のやりかたの一部は、予備校の雰囲気があるかもしれませんね。オーランドブルームは、キングオブパイレーツにもでていたみたいですね。友人に教わりました。そんなに似てるか???
- 温度というものはごく身近な存在であるが、きちんと定義しようとするのは難しいことに驚いた。
- またエントロピーがでてきた、、、、と思った。
エントロピーがまだイメージしきれていないかな、、、、?
- 「温度とは何か?」という問いかけに改めて考えさせられました。日常当たり前のように思える物事もあらためて「その本質とはなにか?」という考えをもつとなかなかはっきりとした答えがみつからないものだと思いました。
- エントロピーについては基礎物理学IIIでやったことがあったけれど、それについて思い出すことができたと思う。人間の温度については理解したつもりだったけれど、なぜか違和感があった。
どういう違和感だったのかな?
- 本当にこれだけ温度を単純に表していいのか、不思議だ.
- 基礎物理学IIIを受講していないので、エントロピーはこの講義が初めてですが、今のところは大丈夫です。
- 基礎物理学IIIでもエントロピーを学んだが、今回の講義を聴いて、まったく覚えていなかった自分にショックと、やっぱりな、という思いに駆られた。教科書見直しておきます。
熱力学はでてきますけど、そんなにたくさん使わないのであまり心配しないでいいですよ。でも復習するのはいいことです。
- エントロピーは前に一度基礎物IIIで習ったが、違う観点から考える方法を学んで、へぇーと思った。
何へぇ〜ぐらいでしょうか?
- ねむくならないのでいいです。
こういう感想がちょっとうれしかったりして。
- 前回の授業に限ったことではないですが、非常に小さい数もしくは大きい数の話を、感覚的にわかりやすい例を示してくれて面白いです。今、全く理解できない半導体などのデバイス関連の講義もしてくださると助かります。
本当は半導体などの授業もしたいですが、時間が足りないです。
- 熱力学が苦手でなかなか苦しいです。頑張ります、、、。
がんばって下さい。
- やっぱりこの教科は苦手。
確率が苦手なんでしょうか、、、?
- 教室が寒いです。
次回から暖房が入りますんで。
- 特にないです(すいません)
なしならなしで、いいですよ。
- 熱力学で理解できなかったエントロピーを理解することができてよかったです。
- エントロピーはイメージがつかめていないので、苦手だと思う。
エントロピーは時間とともに増えるなんかの量、というぐらいでイメージしてもらえば十分なんですが、、、。
- 量子力学はとても難しく、さっぱりわからなかった。授業がわからないので、演習もわからなかった。
- エントロピーと講義で聞くが、熱であるとかエネルギーであるとか、具体的に経験できるものから想像しにくいので、エントロピーの話になると、少しとまどってしまう。
なるほど。具体的に経験してみたいんですね、、、。エネルギーだって初めは抽象的なものだったと思うのですが、長い間親しんでいる間に、なんとなくわかってくるものですよね。エントロピーもそういう量だと思います。これからもいろいろな形ででてくるので、そのたびに親しむようにしてください。習うより、慣れろ、といいますし。
- 温度を式で示すのはとても大変で理解するのが大変だ。エントロピーはよく聞くが、まだまだ納得いくほどわからない。
- 温度がエントロピーとエネルギーで定義されているのが不思議な感じがしました。一回生でエントロピーは習ったんですが、あいまいにしか理解できていないので不安です。統計力学演習ってどんなことをやっているんですか?使っているテキストなどあれば教えてほしいです。
エントロピーの実体がつかめなくて不安なのですね、、、エントロピーも慣れてしまえばかわいい量なのですが、、、。演習では私が問題を作っています。もし欲しければ、申し出てくれればコピーを渡しますよ。
- 日本語も板書してくれるので、ノートを見直してもとてもわかりやすいです。式一つをとってみても、深い考えがありすばらしいと思いました。習ったことが一つにつながっていくような気がしました。
それはよかったです。こういう感想はうれしいし、励みになります。
- ボルツマンの式の証明はきちんと筋道がたてられていて分かりやすかったです。温度とは何か?の問いかけにさまざまなものが紹介され、いずれもどこか欠点があるものなのかと実感しました。統計力学の温度の表し方について興味を持って話を聞けそうだと思いました。
好きこそもののあはれなれ、といいます。興味を持つことが、学問をやっていくうえで一番大切なことですね。
- 前期の基礎物理学でも聞いたような内容でしたが、当時はあまりよくわかっていなかったので、わかりやすくてよかったと思います。
- 余談がためになりました。これからも余談をいっぱいしてください。そればかりが頭に残ってしまいそうですが、、、
余談するのが、私も楽しみなんですよ。たくさんはできないけど、ちょこちょことやります。
- 少し統計力学に興味がわいてきました。
- 今日エントロピーの話は熱力学でやったものより、情報数学でやったものに近く感じました。スターリングの公式だとか。違う分野でも共通するものも多くあるんだなと思いました。
統計力学と情報理論は結構密接な関係があるんですよ。これからの講義でそのあたりも説明したいと思っています。
- 基礎物理学III(熱力学)ででてきたエントロピーよりも今回のS=k
log Wの式のほうが扱いやすいと感じる。しかしまだまだ本質的にエントロピーとは何か、理解できておらず、修行が足りないと思った。
- 演習と授業の難しさが違いすぎて困ります。
もう少しで授業が演習に追いつくので、がんばってください!
- 具体的に例を示して説明してくれるので、とてもわかりやすいです。
- 授業はわかりやすくちょうどいいスピードです。
- エントロピーとエンタルピーの違いについて、まだよく分からないので、できれば授業で説明してほしい。
エンタルピーはエネルギーの一種です。エントロピーとはぜんぜん違います。残念ながら、統計力学の授業でエンタルピーまで触れられません。
- エントロピーは基礎物IIIでもでてきたがこんなに統計力学と密接な関係とは、、、ちゃんとしとけばよかった。
- 1つ1つ教えてくれる高校のような授業でわかりやすかった。
- 雑談なども交えながら授業をすすめてくれて、非常に受けやすい感じのする授業と思います。
- 気体の自由膨張の表や図がとてもやかりやすかったです。
- 順序良く説明してくれてわかりやすい。他の先生方にも見習ってほしい。
- 何回聞いても先生の授業はわかりやすいです。いつもノートの書き方に感動します。授業で20歳で数式を解いたってことを聞いて、天才だと思いました。私は21歳なんですが、もうこの年には死んでいたんですね、、、やっぱり私もすごいことをしなくても平和平穏に生きていたいです。すごいことをして、平和に生きるのが一番いいんですが、、、。
数学者ガロアの話ですね。彼の話を初めて聞いたときも、すごく印象的でした。学問を志すということは、自分の命を削ってやるようなところがあります。研究者という人種はそういう風に命をはって仕事をしていく人種なんだと思います。かくいう私もまだまだ未熟なんですが、頑張って研究しています。研究はつらいことの方が多いのですが、なんというか、ほかのことでは得られない達成感みたいなものがありますね(うまくいけばのはなしだけど)。
- 統計力学とは熱力学を証明する際にも大いに有用であることがわかった。
統計力学で熱力学を証明しているわけじゃないです。「熱力学が成り立つように統計力学をつくっている」というべきです。
- 熱力学はちゃんとしていなかったので大丈夫かなと思うところもあるのですが、授業もわかりやすいし今の所はついていけそうです。
- 統計力学は難しい。エントロピーについてもっと勉強しなければならない。
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