レポートNo.4に寄せられた疑問・感想
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赤い部分は、講義者(加藤)によるコメントです。
- 今回の授業も数学要素いっぱいで楽しかったです。レポートの問題を解くのも。ちゃんと自分で出来るっていいなぁ。
やっぱり自分で手を動かしがらやるのが一番いい勉強法ですね。
- 正準統計はまだなんだかよくわからない。これからの授業に期待。
- ちょっと最近むずかしくなってきたかなと思います。エントロピーの意味がなんとなくわかったのがちょっとうれしいです。
- 微分しんどかったです。
- 重複組み合わせ、、、ですか。高校で習ってないっす。難しい(?)参考書でみたような気がする程度ですよー。
重複組み合わせ、というと難しそうですけど、考え方は授業でやったようにやればいいだけなので、簡単ですよ。
- 授業はていねいだし、わかりやすく解説してくれるので、とてもとりくみやすい。
- レポートの難易度が復習になるのにちょうど良いです。
- トリック見忘れました。
私も仕事があるので、見れないんですよ、、、しくしく
- 等重率の原理が正しいかどうかに疑問をいだくことすらなかった。
- 特にありません
- 演習の授業はついていけないときが多いが、講義の方で理解がおちついてできるので、少しはわかるようになってきました。
演習の方が先に進んでしまって申し訳ないです。日程上どうしても仕方なかったので。後になれば、わかるようになってくると思うので、頑張って演習の復習をしてみてください。
- 計算が難しいです。先がおもいやられます。
正準統計に入れば、計算はむしろ簡単になりますよ。
- 今までの授業の中で一番おもしろい。今日の授業が来週どうなっていくんだろうと、興味がわく。
その後の展開についても、感想を聞かせてください。どのへんが面白かったのかな?
- そろそろ僕の苦手な状態密度の部分に差し掛かってきました。状態数を密度で表現する抽象的な概念であるが故に、式などから導かれることは分かっても実際的な概念としてはなかなか定着しないです。先生の授業で少しでも理解を深めたいと思います。その他の点では今はあまり分からないところはないです。
状態密度は習うより、慣れろ、という面がつよいと思います。いろいろな問題を解いてみるといいと思います。
- 計算が楽らしい正準統計とやらを早く勉強して楽したい。
正直な感想ですね、笑。楽できるところは楽していきましょう。
- 今日レポートは計算がとても大変だったし、たぶんまちがえていると思う。
そんなことなかったですよ。
講義に関しては少しずつだけれど、わかりかけてきたような気がするが、まだわからないところもいっぱいあると思う。
遠慮なく授業後などに質問してください。
- 分かりやすく説明してもらっていて、分かりやすいです。
- 他の先生に比べて、とても熱心さが伝わっていて、とてもよいです。
- 次回から計算が楽になるということなので、助かります。
- 月曜日の授業は祝日などでぬけることが多いので、授業の内容をけっこう忘れてしまいます。
私も困っているのですが、日程上仕方ないですね、、、。1月の振替授業をもっと前倒しにしてやってくれてもいいのかもしれませんが。
- 計算が多くて大変です。少々証明できない事などがあり覚えられるかどうかわかりません。抽象的なことも多くて、理解しずらくなってきた。
今回の授業は統計力学の中でも一番抽象的なことだったと思います.でも一度は通らなければならない道です。以後はもう少し話が具体的になるので、楽になると思いますよ。
- 他の授業とちがって、細かく説明して頂いているのでとてもわかりやすくまたそれにより興味もわきやすいです。
- そろそろ難しいことが増えてきたように思います。
- 計算がややこしく、大変だと思いました。ちょっとこれからが心配です。
正準統計では、計算が楽になりますので、それまで辛抱してください。
- 演習の授業とやっている範囲が異なっているので、演習の授業が難しいです。
授業でやったあとで演習を復習してみてください。きっと分かるようになっていると思います.
- 今日の講義は受け止めることが多く抽象的なことばかりのような気がしました。今まで当たり前のように等重率を使って考えていましたが、実際はそうではないということもわかっていました。(正確には、等重率は仮説である、ですね。)しかし等重率の原理を使って求めた結果と実験結果が同じような値となることに少し疑問を感じました。やはり証明するのは難しいことなのだと思いました。
等重率の原理をもっと簡単な原理から導くことができるかもしれませんが、まだ未解決の問題です。統計力学の基礎となることなのに、まだよくわかっていないのです。
- トリック自分も見ています。自分が見てる番組が話題に出るとちょっとうれしかったりする。
トリックは最初は結構「トリック」なネタがでてきたけど、最近はお笑いのほうに走っている気もする。「ああ、そうだったのか」という驚きがあるような脚本ができるといいんですけどね。
- 今までの統計力学は計算が結構大変。次に勉強する正準統計を早く使いこなせるようになりたい。
- 最近余談らいしか耳にはいらないなんてことは、、、アハハ。トリックは僕も大好きです。
- 特にありません。
- ボルツマンのエントロピーの定義は離散的なエネルギー準位をもつ量子力学的エネルギー論を踏まえて形成されたのですか?それとも結果的に適合した?
ボルツマンは量子力学を使わずに統計力学を組み立てました。あとで誕生した量子力学とは、結果的にすばらしく適合したのです。
- 講義のなかで興味があったのは、エントロピーのイメージを服の人気度で表現されたことです。高校では物の乱雑さ、大学の情報工学の講義では得られる情報量という風にエントロピーを教えられたのですが、今回の講義の中で服の人気度からエントロピーがわかり、人気が高いつまり平凡であるときエントロピーが高いのだという話を聞いて、これならわかりやすいと思いました。等重率の原理で量子力学が関わることを知り、一つの分野の勉強だけでなく、どの分野の勉強もおろそかにしてはいけないなと思いました。
エントロピーのイメージがつかめてよかったですね。ちょっとあやうい例えではあるけど、わかりやすいという人が結構いるので、毎年あのようにやっています。
- 分かりやすい授業です。
- 話が前後しますが、「初期値がわかれば、以後の運動はすべてわかる」というラプラスの説を最初の講義で紹介されましたが、ラプラスの「デーモン」という哲学における考えは、物理学から生まれたものなのでしょうか。
「デーモン」という哲学、が何をさしているかよくわからないのと、哲学をちゃんと勉強していないので、なんともいえませんが、、、想像するに、当時の物理学の成功(特に惑星の運動に関して)から強い影響を受けているのではないかと思います。
- 式がいっぱいでてきてややこしいです。
- 等重率の原理がすこしややこしく感じました。確かめた人がいないのも納得です。「エネルギーの値でなく、範囲で」というのが興味深かったです。
ある意味等重率の原理の考え方が一番難しいかもしれません。かなり抽象的ですから。でもこれを基礎にして統計力学が成り立っているので、やらないわけには、、、
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