最近の研究から

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サブバンド描像に基づく新しい高次高調波発生の量子理論

固体中における高次高調波発生のメカニズムを理解するために、強い光による電子の駆動現象を理論的に考察し、現在広く用いられている半古典模型(3ステップ模型)では記述できない新しい量子特性を予言する理論を構築した。固体中での強い光によって生じるサ...
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ワイル半金属を用いたプラズモニクス

プラズモニクスの分野では、近年、グラフェンやトポロジカル絶縁体といった新しい物質を用いたプラズモニクスが注目を集めている。特に注目を集めているのがワイル半金属を用いたプラズモニクスである。ワイル半金属は線形なエネルギー分散を持つトポロジカル...
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多体効果による量子縺れ状態の検出

微小複合系における量子縺れの研究には主に2つの方向性がある。1つは量子縺れ状態の生成を制御するための素子の研究で、量子コンピューターや量子暗号などを実現する鍵となる。もうひとつは、量子多体効果の形成を制御し、多体効果を量子縺れの観点から調べ...
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強磁性絶縁体から超伝導体へのスピン注入

超伝導体中では熱励起した準粒子を介してスピン輸送が可能であり、スピン緩和長が長く、散逸の少ないスピントロニクス素子への応用が期待されている。ごく最近になって、強磁性絶縁体から超伝導体へのスピン注入実験が行われるようになった。そこで強磁性絶縁...
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近藤量子ドットにおける断熱ポンピング

量子ドット系における断熱電荷ポンピング(2つの電極の電位や温度をゆっくりと断熱的に動かす時に電荷が電極間を運ばれる現象)は、電流標準や単一電子生成実験などで応用されており、多くの研究が行われてきた。本研究では、任意の大きさの電子間相互作用に...
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電流によって誘起される超伝導ドメイン

カイラルp波超伝導体は,時間反転対称性が破れた非従来型超伝導であり,多くの理論研究が行われてきた.超伝導体中にドメイン構造をつくるが,外部パラメータによってドメイン壁を制御できると応用上有用である。本研究では,カイラルp波超伝導体の細線に外...
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量子ビットを介したフォトンの熱輸送

量子コンピュータの構成単位である量子ビットの有力な実装方法として,超伝導回路を用いる方法がある.超伝導回路の作成技術と熱量測定技術の発展により,量子ビット(量子2準位系)を介して平衡状態にあるフォトン熱浴から別のフォトン熱浴への熱輸送が検証...
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スピン流ノイズから情報を読み取る

スピントロニクスの分野では,マイクロ波照射を使ったスピンポンピングや,温度勾配を用いたスピンゼーベック効果などによる,磁性体から金属へのスピン注入現象が重要な研究テーマの一つとなっている.通常はスピン流の平均値が議論されるが,スピン流ノイズ...